スポーツセラピーの意味と資格について(概要・難易度)


スポーツセラピーは、様々な運動をすることで身体を動かす楽しみを見出すことです。運動をした後の爽快感や心身ともにリラックスできる感覚を覚えて、健康の維持と増進を目的としています。
主にアスリートやスポーツを楽しむ人のために、スポーツセラピストが専門知識をもってトレーニングや心理面でのアドバイスを行ってくれます。

スポーツセラピーの意味と資格 ~概要・難易度~

取得する資格はスポーツセラピスト(運動療法士)です。運動をする楽しさを伝える他、生活習慣病の人に対して正しい運動処方を行うことも出来ます。
高血圧や高脂血症、肥満や糖尿病といった生活習慣病の人に対して、個人の体力や運動能力を測定して、身体の状態に合わせた運動処方を行って基礎体力をあげていくものです。

他にも運動処方だけをするのではなく、食事や休養、トレーニング方法を管理することも行い、運動によって生じた怪我などのリハビリも行うのです。
そのためテーピングの巻き方なども覚えなければいけませんし、様々な怪我に対する処置方法も学ばなければいけません。

資格取得の方法としては、専門学校に通うのが一般的です。そこでスポーツセラピーに必要な知識と技術を学ばなければいけません。人の身体に関する資格ですから、筆記試験だけで合格というわけにはいきません。
セラピストが間違った知識を持っていれば、その人に相談に来たアスリートたちが余計に身体を壊しかねないのです。

そのため、取得難易度は簡単な部類ではありません。運動で怪我をした人や身体を壊した人のためにリハビリに関する深い知識は必須です。
他にも一部のスポーツにだけ特化した知識を持っていれば良いわけではなく、どのスポーツをすれば身体のどの部分を壊しやすくなるかなどの知識も必要です。

資格取得までは難関とも言えますが、これらの知識は一般的な生活にも活用できるのが特徴です。日常生活でも身体を痛めることはありますから、そういった時にもスポーツセラピーの知識は役立ちます。
スポーツセラピーの真髄は体力や運動能力を増進するための知識だけではなく、疲れた身体や心を癒すための方法を見出すことでもあるのです。そういった目的もあるため、資格取得はどちらかと言えば難易度の高いものと言えますが、取得しておいて損はありません。スポーツセラピストの資格は多彩な活躍の場があるので、取得する時の苦労以上のメリットがあります。

身体の不調はいつ来るか分かりません。いざという時のために資格を取得するのもいいでしょう。


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