リンパセラピスト資格の概要と開業の注意点


リンパセラピストは、ボディへのリンパトリートメントやコンサルテーションが行える人のことを指します。資格取得には人体のメカニズムやリンパ免疫学、ホメオスタシスに関する知識とリンパトリートメント技術を習得しなければなりません。
きちんと個人のレベルに合わせた内容で講座をしてくれるので安心です。

リンパセラピスト資格の概要と開業の注意点

リンパセラピストの資格を取得するには、認定スクールでリンパセラピスト講習を修了すること、一定の基準技術を身につけて、スクールで行われる資格試験に合格すること、協会の正会員であることが求められます。
資格取得後はサロンに勤務出来るのはもちろんですが、自分でサロンを開業することも出来るようになります。
この資格を取得した後、開業を夢見る人は少なくありません。夢を見ること自体は悪くはありませんし、そういった気持ちがやる気を奮い立たせるので良い影響の方が強いです。

しかし、自分の店を構えるということは決して甘いことではありません。自分の店を持つこと、それは資格取得者が誰でも1度は必ず思うことです。
ですが、こういったサロンは数多くあります。特に大型ショッピングセンターには必ずと言っていいほど店舗が入っているのです。そういった多くのサロンの中で店を継続させることは、非常に至難の業です。
サロンがオープンしたからと言って、お客さんが自然に入ってくることはありません。前もってオープンを告知したり、様々な場所に営業をかけたりして、ようやくお客さんの目に留まるのです。つまり、自分で様々な方面に売り込んでいかなければお客さんは増えません

そして、もう1つの問題が料金です。大型ショッピングセンターや、フランチャイズ形式のサロンであれば個人営業のサロンより料金を低く設定出来ます。
しかし個人経営のサロンでは、オープン当初は記念料金で低価格を設定出来たとしても、それを続けてしまうと赤字になってしまいます。

自分で開業した場合、例え腕の良いセラピストがいても営業力がなければ人は集まりません。資格を取得したからと言って、最初から開業をするのではなく最低数年はどこかのサロンや治療院で腕を磨き、人脈を作ることも大切です。
サロンでは開業に向けて大切なポイントを、しっかりと教えてもらえますし、実際に雇い主の経営の仕方を学ぶことも出来ます。そのため、様々な場所で『独立の前に必ず経験を積むこと』を推奨しているのです。

開業に夢を見るのは当然のことですが、きちんと現実を見据えた上で万全な準備をして挑むようにしましょう。


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