アロマの資格は多くありますが、お香の資格には流派が存在します。志野流香道や直心流香道、橘流香道、後家流香道、丹月流香道、泉山流香道、古心流香道などがあります。
お香のセラピー資格の概要と難易度
オイルなどを使うのがアロマに対して、香道は『香りを持つ木』を使います。天然の香木を焚いて、その香りを楽しむのが香道です。香道の資格を取得するための特別な条件はありません。それぞれの流派に香道教室や、香道講座がありますので、それらを経て資格を取得するための試験受験を行います。
受験日程は年に4回で、1月、4月、7月、10月に行われます。これらはそれぞれの流派に確認をしましょう。日程確認を怠って、受験日が過ぎていたとなれば数ヶ月待つことになります。
それぞれの流派には目的があります。例えば後家流は香りや雰囲気を楽しむというもので、どちらかと言えば趣味の延長に通じるものがあります。
ですが志野流は精神修養を目的としており、香りによって心の鍛錬を図るというものです。ですから、流派を決める時は適当に決めるのではなく、自分の目的に合う流派を選ぶようにしましょう。
一般的にですが、香道を嗜む人は精神修養を目的に行う人が多い傾向にありますね。
それと香道の資格取得の難易度についてですが、こちらは特に情報が出ていません。で
すが、香道を極めるのは非常に多くの時間と根気を必要とするものです。すべての流派に当てはまるわけではありませんが、4年程度で『初伝』の御許状を頂けるようです。皆伝は15年、奥伝は早くて25年、遅ければ30年とも言われています。
華道や茶道と比べると、多くの時間を要します。これらを考えても難易度は非常に高めと言っても過言ではありません。
受験にかかる費用についてですが、大体1万円前後と言われています。資格を取得するためには、香道の流派が主催する研究会に参加しなければなりません。そこで香の知識や実績を積み、年数によって灰点前や記録の書き方の実技に移行するのです。
香りと言えば、最近はアロマが主流になっている傾向がありますが、日本古来からある雅なものとして香道を学んではいかがでしょう。
香道の流派によって、講座や教室の開催日なども変わってきます。参加する流派を決めたら、きちんと確認をしましょう。香道の資格は心を落ち着かせるにはぴったりです。アロマを嗜んでいる人には香りの知識を深めるためにも特に取得してほしい資格です。