ハンドケアセラピストは、名前の通り手のケアを行える人を指します。全身ケアよりも手軽に、そして大きな効果を得られることで、じわじわと知名度があがってきている資格です。
手、特に指先には多くの神経が通っていて、様々な影響を与えます。きちんとした知識と技術に基づいて、ハンドケアを行うことで血液循環が促され手脳の活性化や冷え性や肩こりの改善にも繋がります。その効果の高さから医療や福祉の現場で需要が高まっているのです。
ハンドケアセラピストの資格概要と仕事
ハンドケアセラピストの資格を取得する際、講座を受講してハンドケアに関する様々な知識を学びます。
使用するハーブオイルの作り方、触れ合うことで相手に与える心理効果などを学びます。その後にハンドケアの実習を行います。
ハンドケアセラピストは、エステで活躍出来るのはもちろんですが、病院や福祉施設での活躍が大きい傾向にあります。その理由として指の動きが認知症対策に重要だからです。
そのため高齢者の多い福祉施設がハンドセラピストを募集していることが多いのです。もちろん地域によって募集人数の差はあります。
資格を取得するまでに覚えなければならない知識は多いですが、実際に講座を受講してみると想像していたよりも難しくなかったという声もあります。講座の種類も何度も通うものではなく、1日で修了するからこそ、取得に関して気軽さを覚えるのでしょう。
実技に関しても、きちんと現役のハンドケアセラピストから教えてもらえるので必要以上に構えることはありません。
ハンドケアセラピストは、先述の通り需要と供給が追い付いていないのが現状です。日常生活の中で一番負担が来る身体の部位は手であり、手を使わずに生活するのは難しいでしょう。だからこそハンドケアセラピストの需要は決して減ることはありません。
全国チェーンのマッサージ店でもハンドケアのコースが増えています。マッサージ店などで経験を積んで、医療や福祉の現場に転職するケースも珍しくはありません。
資格取得に関しても、仕事をしながら、学校に通いながらでも問題なく学べます。他の資格以上に施術対象者との距離が近いのがハンドケアセラピストです。だからこそ、人との触れ合いの大切さが分かります。
人に癒しと回復を与えるハンドケアセラピストの資格は、取得しておいて損はありません。むしろ仕事面でも活躍してくれますし、自分自身のケアにも役立つ万能資格なのです。他の資格と合わせて、自宅でサロンを開くのもいいでしょう。
ハンドケアセラピストは限られた部位の施術のみですが、その資格がもたらす仕事の幅は広いですので、ぜひ検討してみることをオススメします。