催眠心理セラピストの試験概要と評判

催眠心理セラピストは、催眠療法を適切に提供出来る人のことを指します。悩みの解決策、今後の姿を実現するための具体的な方法などを助言できる知識と技術を身につけなければなりません。
しかし、この催眠心理セラピストは催眠療法に特化した技術資格であり、心理カウンセラーとしての技術取得を認めているものではありません。

催眠心理セラピストの試験概要と評判

この資格を取得するためには、3つの条件のうちどれか1つをクリアしていなければなりません。
1つめは心理カウンセリングを学んだ時間数が50時間以上あり、尚且つ催眠療法を学んだ時間数が50時間以上あることです。
2つめは心理カウンセリング周辺領域の内容を学んだ上で、心理職もしくは相談業務等の実務経験が3年以上、もしくは心理カウンセリングを行った時間数が50時間以上であり、催眠療法を学んだ時間数が50時間以上あることです。
最後に3つめが医師、看護師、精神保健福祉士、介護福祉等の国家資格を有する人で、催眠療法を学んだ時間数が50時間以上あることです。
しかし、この50時間は独学の時間は含まず、教育機関等で学んでいることが条件であり、受験時に証明書を提出しなければなりません。

試験内容は催眠療法を利用したカウンセリングケースを行っている映像を直接審査する実技審査となります。心理経験がある人が受験条件に入っていますので、試験内容はこの実技試験のみです。

催眠心理セラピストは、人の心に寄りそう仕事になります。
相談に来る人は、誰もが心に悩みを持つ人ばかりなのでセラピストの言葉に一喜一憂してしまいます。相手の立場になって、時には厳しいことを言う必要もあります。審査時にはこういった甘やかすだけの優しさではなく、相手のためになる厳しい優しさも審査されますので注意しましょう。

資格取得者からの評判は良いものが多いです。心理カウンセラーがスキルアップのために催眠心理セラピストの資格も取得するケースが多いようです。患者の中には自分でも分からない悩みを抱えて苦しんでいる人もいます。そういった人の心に寄りそうために、催眠療法は効果があり、医師たちからの評判も良いのです。
心理カウンセリングだけでは届かなかった部分も、催眠療法で患者の心に届くことが出来たというカウンセラーもいます。

催眠心理セラピストは、心の医師を目指す人にとって大変重宝する技術です。
現在その道の仕事をしている方も、将来的に就きたい方も催眠心理セラピストの資格取得を前向きに検討してみてはいかがでしょう。きっと役に立ってくれるはずですよ。