フラワーハートセラピストは、花を使った芸術療法を行える資格のことです。フラワーアレンジメントと臨床心理学を合わせたセラピー法です。まだ知名度はそれほどありませんが、心療内科や福祉施設でも注目され始めています。
フラワーハートセラピストの概要と仕事内容
セラピー内容としては、自由にアレンジした花から心理分析が出来るだけではなく、効果のある花々を生活に取り入れることで心身を整えることも提案されています。
綺麗な景色や美しい花を見るだけで心が落ち着いた経験は、皆さんあることでしょう。それらは心にストレスなどの問題を抱えているからだといわれています。心にかかっている負担を和らげるお手伝いをするのが、フラワーハートセラピストです。
フラワーハートセラピストの資格は、いくつかの段階に分かれています。最初に所得できるのがP級(プライマリー)と呼ばれるものです。プライマリー取得コースを修了すると、花がもたらす癒し効果、その大切さを学んだ証を得られます。
その後、3級、上級アドバイザー、2級、1級となり、フラワーハートセラピストで最高級の資格となるのがS級(スーパーバイザー)です。S級は少し特殊であり、1級取得後に5年以上の現場経験を経て、認定試験に合格した人のみに与えられる資格です。協会審査はありますが、S級を取得した人は2級認定校を開業も出来るのです。
フラワーハートセラピストの資格を取得すれば、花に関する仕事が出来るのは当然ながら、フラワーセラピーサロンや、フラワーセラピールームを開設することが出来ます。この資格を取得した人は、他のセラピスト資格と併用して活用している人も少なくありません。
他にも災害被災地への支援活動も出来ます。災害に見舞われた人は、心に大きな傷を持っている人がほとんどです。そういった人たちに対し、花がもたらす癒しの効果で、その傷を僅かでも軽減することが出来ます。
セラピストをメインにした仕事だけではなく、教育や福祉施設でも役立つ資格です。子供、特に女の子であれば花が好きな子は多いでしょう。子供の悩み相談にも役立ちますし、福祉施設であれば入居者や患者のメンタルケアにも活用できます。
フラワーハートセラピストの仕事内容は、取得している等級によって変わってきます。もちろん、高い等級を持っているほど、活動の幅も大きくなります。上級アドバイザーになれば、フラワーショップやブライダル関係で、高い演出効果やメッセージ性に富んだ商品を提供できるようになります。
2級になれば1級以上の資格者が行う活動のアシスタントも出来ます。単独でもプチセラピーを行えるので、2級までは特に目指す人が多い傾向にあります。
フラワーハートセラピストは、これから多くの人に知られていく資格の1つです。まだま多くの影響力を秘めている資格なので、興味がある方は今のうちに取得を検討してみてはいかがでしょうか。